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「パワハラ / アンガーマネジメント研修」を3社で実施

厚生労働省の統計では、平成28年度の全国のパワーハラスメント(以下、パワハラ)の被害申立件数は70,917件と、14年前の10倍以上に増えています。そして、企業の経営者、管理職はパワハラはあってはならないことと認識するものの、どうしたら適切にパワハラに対応できるのか戸惑っているのが現状です。

パワハラは、法律上の定義がなく概念があいまいで、当然の指導・叱責にもパワハラと捉えて、被害主張をする者がいます。その結果、社内では本来行うべき業務指導をためらう風潮さえ生まれています。いま企業に求められているのは、パワハラを正しく理解し、「指導・教育」と「いじめ」の境目を踏まえながら、管理職によるパワハラにならない部下指導のスタンスを確立することです。当社は、パワハラがしばしば不適切かつ過剰な叱責に よってなされることに注目し、米国で生まれ、現在脚光を浴びつつある「アンガーマネジメント」をパワハラ予防に取り込んだ研修プログラムを開発しました。

本研修では、管理職として知っておかなければならない パワハラを巡る法律上の問題点、部下の個々の資質や性格を見ながら適切に部下指導を行うにはどうしたらよいかを学び、続いて最新のアンガ-マネジメント理論により受講者の「怒り」のタイプを診断し、怒ることをコントロールし、「怒るべきでないときに怒らない」、「怒るときは適切に怒る」ことで良好な職場環境や人間関係を築けるようになることを目指します。本年6月以降、3社(西日本高速道路サービス九州(株)、西日本高速道路サービス中国(株)、西日本高速道路サービス四国(株))に対し合計10回の研修を行い、全参加者約300名からのアンケートでは、研修に満足した方が95%を超えました。

●受講者の感想●

  • 講演を受講して、自分でもパワハラ的なことをしているなあと痛感させられた。 本からのみでは得られない現状の背景、現象もよくわかり、特に初めて聞くアンガー マネジメントでは自分の怒りの対処法として、怒りの感情は自分でうまくコントロ- ルする事をイメージできた。
  • 講演のすべてが参考になりました。特に、「問題発言」と「指導」の分かれ目について、 また部下指導について、自分の考え方でなく個人個人考え方が違うことも頭に入れ取 り組みたいと思います。
  • パワハラをおそれず、指導は指導としてしっかり自信を持って指導することができる と思えた。

●研修モデル●

1 回あたり参加人数 30 名前後。 「アンガ-マネジメント」では、グループスタディを交えて研修を行います。

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