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(株)ネクスコ・メンテナンス北海道で、井上社長が講演 -「仕事の安全を考える」

5月16 日(土)、(株)ネクスコ・メンテナンス北海道は恒例の安全衛生大会を開催しました。会場の「ふれあい学習センター」(北海道北広島市)には、社員及び協力会社の代表約270 名が集まりました。最初に安全衛生方針に関する同社山本社長の訓示、続いて過去1年間の取組み優秀事業所に対する表彰式、安全講話、各事業所代表による安全衛生向上の決意表明・スローガン唱和などが行われ、参加者全員で安全衛生に関する決意を新たにしました。安全講話では、当社の井上社長が講師となって「仕事の安全を考える」と題して、過去のグループ内における重大事故の分析と問題点、事例研究を行う際の留意点、安全衛生に関する指示や通達を出すときの留意点について、約1時間講演を行いました。

【講演の内容】( 骨子)

Ⅰ 過去の重大事故事例

事故例1:バックホウの操作ミス
事故例2:車両の飛び込み
事故例3:チェーンソーの操作不適
事故例4:後退車両との接触
事故例5:脚立からの落下

Ⅱ 「ヒヤリハット事例集」の分析

1.どの場面で発生するか
2.大事故になる可能性のある事例
3.交通事故対応のポイント

Ⅲ 「ヒヤリハット事例集」活用にあたってのアドバイス

1.事故とその原因をきれいに整理しない。
2.小さな事故や失敗は放っておくと成長する。
3.ルールや規程は現場で都合よく変質する。
4.事故や失敗は時と共に風化する。

Ⅳ 重要な指示を出すときの留意点

1.通達や規程類を出すとき
2.指示を出すときのもうひとつの注意点
3.指示を出した後

【講演の感想】

講演に関するアンケート結果(回収率91%)を見ると、回答者の97%が講演に「満足した」と回答しました。
講演に関するコメントのいくつかをご紹介します。

  • 久しぶりに「おっ!」と思える講演を聞かせていただきました。
  • 発生した事故について、客観的に事実を記録するだけでなく、その事故が発生したときの個人の心情や状況を把握、共有することが事故発生を根本的に防ぐ手段であると聞き、重要性を再認識した。
  • わかりやすい話とわかりやすい資料。
  • 事故とその原因を単純化しないという部分が、とても興味深かった。
  • 作業に関する安全意識がさらに高まった。
  • 講師の人が、現場の作業者の目線でお話しされていたので、理解しやすかった。
  • 事故事例を詳しく説明して頂き、大変参考になった。

(JRS News 第4号より)

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